どうしようもない人

所詮は叶わぬ夢
ならばいっそ、忘れてしまおう
己を偽り、他を欺き
何も無かったふりをして

そんな風に思った事もある

例え望みは薄くとも
可能性がゼロではないならば
顔を上げて、涙を堪え
ゆっくりで良いから、前に進もう

そんな風に思った事もある

前に進む事もできず
後に退く事もできず
闇の深さに怯え、希望と絶望の狭間で凍り付く
慰めや励ましの言葉さえ、耳に届かない

どうしようもないのだと
どうにもならないのだと
幾度も、自分で自分に言い聞かせて
何も感じないふりをして

そんな風に、自分を誤魔化して
ただダラダラと、残り少ない時間をやり過ごす
そんなどうしようもない、僕



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