堕天使

差し伸べた手は
余りに華奢で
触れる事さえ叶わない

その瞳は
余りに真摯で
堪え切れず背を向ける

無残にも
手折られた純白の翼
天空の飛翔は
二度と還らない記憶

震える指先
甘い声音
精一杯の媚態さえ
冷酷な拒絶に
脆くも剥がれ落ちる

それでも、尚
君は愛を求めるというのか?

俯いたままの横顔に
涙の跡を隠し
儚い幻影にも似た
見果てぬ希いを抱き締めて…



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