時の波紋

水面に落ちた
水滴の波紋

幾重にも円を描き
限りなく拡がっていく

もう一滴
また一滴

それぞれの波紋は
不思議な模様を描き出す

重なり合い
混じり合い

それはまるで
時の流れの如く
途切れなく続いていく

過去を切り捨てるのは
簡単だけど
忘れたフリをするのは
楽だけど

それでは何一つ
変わらない
変えられない

過去の無い未来など
有り得ない

私の刻む時が
新しい波紋の中に
溶け込んでいく

過去と未来
水面に踊る波紋の如く…



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