The Deep-sea Fish

緩やかに
寄せては返る
波の動き

陽光の残り香に
蒼く染まる視界

微かな光を得ようと
その為に
己が姿を異形の物に変えて

穏やかに
満ちては引く
潮の流れ

打ち震える水に
蒼が揺れる世界

水の重みを耐え忍び
それ故に
優美な飾りも色彩も捨てて

密やかに
零れては散る
生の泡沫

深い深い海の底
蒼の統べる異界

昏い闇に生れ落ちて
それでも、尚
強かにその血脈を繋ぎ止めて…



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