無題

白い貌を背け
哀れな奴隷に一瞥もくれず
貴方は爪を研ぐ

茨の花冠
酷薄な言葉
血塗られた短刀
冷酷な微笑

縛めは
虜囚の枷の如く
四肢の自由を奪い去る

生きた儘喰われる恐怖に耐えかねて
低い呻きを洩らす

哀願の瞳
震える肢体
主人の足下に蹲る
無言の懇願

細い喉を締め付ける
黒革の首輪は
求めても得られない愛の代償か

涙さえも枯れ果てて
抵抗さえも諦めて
ちっぽけな自尊心が粉々に砕け散る



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